感想(ネタバレあり)
親友同士の喧嘩。
しかしその喧嘩が取り返しのつかない事態を引き起こしてしまう。
今回のストーリーを説明するとこんな感じです。
一般人の親友同士ならば大事にならないのですけど、ラインハルトもキルヒアイスも帝国軍の高級軍人ですからね。
仲違いしただけでその影響は大きいのです。
第24話の感想記事を読みたい方は以下のリンクをご利用ください。
銀河英雄伝説【旧OVA版】第24話「誰ための勝利」の感想 「このクーデターの勝利者は結局トリューニヒトかも」
ヴェスターラントの一件がラインハルトとキルヒアイスの仲を裂く
キルヒアイスはラインハルトの本隊と合流するため、ガイエスブルク要塞を訪れます。
久しぶりにキルヒアイスの会えて嬉しいラインハルト。でもキルヒアイスがヴェスターラントの件を聞いてきたことで顔が険しくなってしまいました。
確かにあの時オーベルシュタインにラインハルトは騙されたのですけど、逡巡したせいで時間を浪費したのは事実で。
何よりオーベルシュタインにしてやられたことをキルヒアイスに知られたくないため、あたかも自分が決断したように言ってしまいます。
親友だからこそ自分がしてやられたこと知られたくない。
キルヒアイスがいなければダメな自分を認めたくない。
そんなところでしょうか。
でもそのせいでキルヒアイスとラインハルトの間に隙間風が吹いてしまいます。
ロイエンタールやミッターマイヤーが心配するほどに。
キレイごとばかり言うキルヒアイスに対する反発もあったのでしょう。
ラインハルトはオーベルシュタインの助言を聞き入れ、それまでキルヒアイスにだけ認められていた武器の携帯特権の剥奪してしまいました。
式典でアンスバッハの罠が炸裂
翌日ラインハルトはガイエスブルク要塞で改めて勝利の式典を開きます。
勝利の式典といっても勝者の度量を示すようなもの。実質貴族連合軍に参加した将官たちを恩赦するのが目的みたいです。
この式典に出席するため銃を携帯したまま式典会場に入ろうとしたキルヒアイスは警備兵の止められ、自分だけに認められていた特権が無くなったことを知ります。
ホントならラインハルトの口から伝えるべきことですけど、変な反発心のためにラインハルトは自分で伝えなかったのでしょうね。
もし二人でもっと話す機会があったなら…今更ながら言っても仕方がありませんけど、
同盟ファンの私でもそう思ってしまいます。
さて式典は始まり、まずアスターテ会戦でラインハルト旗下で戦ったファーレンハイトが許され、その上ラインハルト陣営の末席に加わることを認められます。
優秀なものは敵であっても取り立てるラインハルトの度量を示す良い例ですね。
そしてファーレンハイトの次に入ってきた男。ブラウンシュバイク公を自裁させたアンスバッハ准将です。
敵の総大将の亡骸をもっての降伏。
皮肉を大声で浴びせたビッテンフェルトも大人げないですけど、普通の感覚の持っているなら上司を売って栄達を図る人って嫌ですよね。
たぶんラインハルトもそういう気持ちだったと思いますけど、ブラウンシュバイク公の腹心だったアンスバッハを許すことで自分の度量を示す良い材料にしたかったのでしょう。
でもそれが仇になりました。
ラインハルトと旗下の提督たちが見つめる中、アンスバッハはブランシュバイク公の亡骸からなんと小型のランチャーを取りだし、ラインハルトめがけてランチャーを発射したのです。
第23話でアンスバッハはブラウンシュバイク公の遺体を医務室に運ばせていたのですけど、この細工をするためだったのです。
でも普通「敵の総大将の亡骸は死因を調べるために事前に調査するんじゃね?」と思うのは私だけでしょうか。
ちょっと警備がザルでしたね、ここは。
銀河英雄伝説【旧OVA版】第25話を視聴し終わって
今回はここで終了。
ホント良いところで終わってくれます。
ラインハルトがキルヒアイスの特権を奪わなければ簡単に処理できたんですけどね。
ラインハルトの決定が最悪の結果を呼ぶことになります。
次回はさらば遠き日。
もうタイトルで内容が予想できますわ。
第26話の感想記事はこちらからどうぞ。
銀河英雄伝説【旧OVA版】第26話「さらば遠き日」の感想 「一番失ってはいけないものを失いました」
今回のまとめ三行
- キルヒアイスがラインハルトに合流
- ラインハルトとキルヒアイスの対立
- アンスバッハによるラインハルト暗殺の実行