感想(ネタバレあり)
今回のメインはユリアン。
フェザーン脱出には成功しましたが、同盟領に逃げ込む直前でピンチに。
しかしユリアンはヤンの一番弟子。
ヤンのやったことを応用してユリアンが危機を脱することに成功する。そういうお話になります。
第46話の感想記事を読みたい方は以下のリンクをご利用ください。
銀河英雄伝説【旧OVA版】第46話「ヤン提督の箱舟隊」の感想 「ヤンがイゼルローン放棄しましたけどそれ以上にロイエンタールの言動や野心が・・・」
イゼルローン要塞奪取の手法を応用して危機脱出
フェザーンに潜伏し、同盟本国帰還のチャンスを待つユリアン。
そのユリアンが外出したとき、フェザーンにいたラインハルト一行と遭遇します。
車のガラス越しでしたが目が合うユリアンとラインハルト。
アニメではよくあるベタなシーンですね。
ユリアンは偶々近くにいたマリネスクに誘われてマリネスクの客という男と出会います。
男の名前はデグスビイ。
そうケッセルリンクが女と金と薬で篭絡した地球教の司教。
まだ生きていたようです。
マリネスクとしてはユリアンを運ぶだけでは採算が合わないので、デグスビイを含む地球教の人間も運んで帳尻を合わす算段の模様。
「ロクなことにならない気がしますけどねぇ」と最初見た時思いましたけど、結局何も起こりませんでした。
さてデグスビイがマリネスクの手引きでフェザーンを脱出するという知らせはなぜか潜伏中のルビンスキーの耳にも入ります。
腐っても元自治領主。
いろいろな情報が集まっているのでしょうね。
そのデグスビイのことから自分が殺した息子のケッセルリンクの話に。
ケッセルリンクを騙していたドミニクからかなり辛辣なことを言われても冷笑しているルビンスキー。
自分の息子を殺したことを何とも思わないくらいのタフな精神がなければフェザーンの自治領主なんてできなかったのでしょうね。
そりゃあ激高しやすかったケッセルリンクではルビンスキ―に勝てませんわ。
ヤンの策を焼き直してピンチを脱出するユリアン
そのルビンスキーの代わりにフェザーンの代表の座についたボルテック。
早速帝国に媚を売る政策を実施します。
帝国軍の戦闘用艦艇にフェザーン人を乗せて帝国軍の臨検に協力させ、密航者を取り締まる政策を実施したのです。
フェザーン人だったら同じフェザーン商人の顔などを知っているので旅券の偽造などをすぐに見破ることができます。
また帝国軍が知らないフェザーン人だけが知っている秘密のルートなどにも網を張ることができるでしょう。
ただこれをやったらフェザーン人の恨みを買うでしょうけど、ボルテックにしてみればそんなこと屁にも思っていないのでしょうね。
最近世間を賑わせていた某都知事みたいに。
そんなボルテックの政策の割を食ったのがユリアンたち。
折角フェザーンを脱出したのに網を張っていた帝国軍の駆逐艦に発見されてしまいます。
万事休す。
誰もそう思っている中、ユリアンだけは冷静です。
かつてヤンがイゼルローン要塞を落とした手法をマリネスクたちに説明するユリアン。
説明したのは当然実行するから。
そしてこの策が見事にハマり、のこのこ出てきた駆逐艦の艦長を人質にして呆気なく駆逐艦を占領。
その手際の良さといったらイゼルローン要塞奪取を実際に行ったシェーンコップも舌を巻くかもしれません。
ペテン師の弟子はやっぱりペテン師だったと思わずにはいられませんね。
あと今回ラインハルト命のショタ、エミールが初登場しました。
声をやっているのは置鮎龍太郎さん。
置鮎さんてこんなショタ声もできたのですねえ。
まあでも20年以上前の作品ですから今は無理かも。
銀河英雄伝説【旧OVA版】第47話を視聴し終わって
今回はここで終了。
次回は帝国軍と同盟軍がランテマリオ聖域で激突するお話です。
アムリツァ会戦以来の同盟と帝国の大規模な艦隊決戦。
地の利は同盟軍、戦力は帝国軍が有利ですが、どういう結果になるのでしょうねえ。
次回第48話の感想記事はこちらからどうぞ。
銀河英雄伝説【旧OVA版】第48話「双頭の蛇~ランテマリオの決戦~」の感想 「またラインハルトの完勝の邪魔をするペテン師」
今回のまとめ三行
- ユリアンたちがフェザーンを脱出
- ケッセルリンクを消したことに何ら後悔がないルビンスキー
- ペテン師の策を応用してペテン師の弟子が危機脱出