銀河英雄伝説第36話「雷鳴」の感想 「フェザーンよりもラインハルトの方が一枚上手」

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感想(ネタバレあり)

前回35話の感想を長々と書き過ぎたので

今回は短めにします。

今回はフェザーンの陰謀の全体像がわかり、

それを材料にラインハルトと交渉するところがメインでしたね。

まあ、ラインハルトの方が一枚上手でしたけど。

策士策に溺れるを実践してしまった?

フェーザーンはラインハルトと交渉の機会を持つために

敢えて自分たちの手駒である

ランズベルク泊とシューマッハ大佐が

帝国に侵入したことを密告します。

犯人が疑われるのを避けるために密告することは

小説などで良くありますけど、

頭が切れる相手だとすぐにそれが看破されてしまいます。

でも今回フェザーンは看破されると見越して密告していますね。

「ラインハルトなら看破するだろう」、

看破できないならそれぐらいの男に過ぎないと

明らかに上から目線で言っているようなもの。

ビッテンフェルトが当時者なら確実に怒るところだと思いますw

たぶんラインハルトも良い気持ちはしないでしょう。

でもラインハルトはフェザーンの思惑に乗り、

フェーザーンから派遣されている高等弁務官ボルテックと会談します。

ボルテックはルビンスキーの補佐官だった男であり、

今回の件のために帝国駐在の高等弁務官に横滑りしてきました。

だからプライドも高いでしょうし、

今回フェザーンも筋書き通り進んでいますから、

自信満々だったことでしょう。

しかし相手を甘く見過ぎました。

ボルテックは自分たちの手の内、

つまり皇帝を誘拐したうえで

皇帝を同盟に亡命させて、

ラインハルトが同盟討伐の兵を挙げる

大義名分を作る手助けをすると示したうえで

フェザーンの権益を認めさせようとしますけど、

逆にラインハルトからフェザーン回廊の自由航行権を要求されてしまいます。

帝国領と同盟領を行き来するためには、

イゼルローン回廊かフェザーン回廊を通過するしかありません。

このうちイゼルローン回廊には同盟軍のペテン師が居座り、

先日も帝国軍が敗北したばかり。

いくらフェザーンが戦争の口実作りの手助けをしても

簡単にイゼルローン回廊の突破はできません。

その一方フェザーン回廊通過は

帝国軍には大変魅力的な話ですけど、

フェザーン側からしたら

フェザーンの権益を侵される恐れがありますし、

帝国軍が居座るとそれこそフェザーン政府の力が

削がれる恐れがあるのです。

完全に形勢逆転、

ボルテックは全身から汗が吹き出します。

そう狼狽振りは明らか。

勝敗は決しました。

今回の件、

ボルテックが考えたのか、

それともルビンスキーが考えたのかわかりませんけど、

完全に策士策に溺れる結果となりましたね。

過去に捕らわれる人間がここにも

前回フラグが立ってましたけど、

ヒルダがアンネローゼが隠遁生活を送っている山荘を訪れました。

アンネローゼはまだその美貌を維持していますけど、

世捨て人同然の状態です。

それは自分のせいでキルヒアイスを死なせてしまったと考えているから。

自分がキルヒアイスに

「ジーク、弟と仲良くしてやってね」

と言ったばかりに

結果的にキルヒアイスの未来を奪ってしまったと

今でも悔いているのです。

あれは全部ラインハルトとオーベルシュタインが悪いのですけど、

アンネローゼの性格からすれば自分のせいだと思ってしまうのですよね。

いつまでも過去を悔いていても何も始まらない。

個人的にはそう思いますけど、

アンネローゼはそんな風に思えないのでしょう。

でも結局アンネローゼに何かあったらラインハルト大きなショックを受けて、

キルヒアイスが死亡した直後のような廃人となってしまいます。

ラインハルトが廃人となると帝国人民すべてを不幸にする。

そのことを自分の言葉でアンネローゼに伝えるヒルダ。

結果アンネローゼも折れて、

ヒルダのお願いを聞き入れます。

今回はヒルダの功績が大ですね。

ラインハルトさえもアンネローゼを説き伏せることができなかったのに

ヒルダは部分的とはいえそれを成し遂げたのですから。

ヒルダ本当に優秀で、

空気読めて、

そして気配りができる女性です。

ラインハルトが秘書官に抜擢するのもわかりますね。

今回はここで終了。

戦闘シーンなどはありませんでしたけど、

重要な回でした。

次回はとうとう皇帝誘拐です。

果たして成功するかどうか、

次回も目が離せませんね。

今回のまとめ三行

・フェザーンの陰謀は皇帝誘拐

・ラインハルトがボルテックを論破

・ヒルダがアンネローゼの説得に成功

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