『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第12話の補足説明(みたいな)記事を作ってみた 「旧OVA版とDIE NEUE THESEの該当シーンの比べてみたら、違いが結構あった」

一昨日最速放送があった

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第12話。

 

第12話はアムリツァの前哨戦と呼ばれる

戦いであり、

食料不足の同盟軍が帝国軍の猛攻にされされる

内容でした。

 

ただ今回の第12話、

旧OVA版(石黒版)とだいぶん違うような描かれ方に。

 

今回はDIE NEUE THESE第12話の該当部分を

旧OVA版とどのように違っているか

比べてみようと思います。

 

またいつも同様、

疑問点や補足した方がわかりやすくなることも

一緒に記述します。

 

なおDIE NEUE THESE第12話の流れや感想はこちらの記事でご確認ください。

 

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第12話(最終話)「死線(後編)」の感想 「苦戦する同盟軍!!3倍の敵を前にヤンはどうなる?」
補給不足で士気が上がらない同盟軍へラインハルト率いる帝国軍が襲い掛かります。ウランフ、ボロディンなどの提督たちが敗北する中、ヤンはこの窮地を脱することができるのでしょうか?

 

 

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「DIE NEUE THESE」と「旧OVA版」との比較

 

では本記事のメインから。

各艦隊の戦い毎に比較してみましょう。

 

 

同盟軍第10艦隊VSビッテンフェルト艦隊

 

同盟と帝国の猛将同士の戦い。

おそらく一番の激戦だったと思います。

各版毎に特徴を箇条書きにして見てみましょう。

 

 

旧OVA版

  • 戦いの舞台は惑星リューゲン宙域と明示
  • 敵艦隊を捕捉し、ウランフは総司令部と第13艦隊に連絡
  • ビッテンフェルト艦隊は数で第10艦隊に勝っている
  • 第10艦隊は食料不足で士気の低下が著しい
  • 第10艦隊はビッテンフェルト艦隊の包囲化に置かれる
  • 戦った結果、第10艦隊は半数を失い、残りの半数も戦えない状態へ
  • ウランフは参謀長のチュン少将から降伏か逃亡かを選ぶしかないと言われる
  • 降伏は生に合わないので逃げることをウランフは選択
  • 紡錘陣形を取り、ビッテンフェルト艦隊に突撃
  • ウランフの旗艦盤古は最後まで戦場に留まり味方の撤退を助ける
  • 最後にミサイルをすべて打ち尽くしたが、そのミサイルの発射台に砲撃を受け、盤古は大破
  • チュン少将から生き残った艦艇の半数が逃亡に成功したことを聞き、盤古は撃沈し、ウランフも戦死

 

 

DIE NEUE THESE

  • 哨戒艇からの通信途絶したことでウランフが敵襲に気付く
  • どこの星系で戦ったか不明
  • ビッテンフェルト艦隊に地の利があることがわかる描き方
  • ウランフは総司令部と各艦隊に敵襲の報を送る
  • ビッテンフェルトは遠距離のミサイル攻撃を行う
  • ビッテンフェルト艦隊が制宙権を握るが第10艦隊にトドメを刺せず
  • 第10艦隊は戦える艦艇が1000隻あまりに
  • ウランフは分艦隊司令のアッテンボローに戦えない艦の指揮を任せる
  • 紡錘陣形に再編しビッテンフェルト艦隊に突撃
  • ウランフの旗艦は先頭に立って突破口をこじ開けるが、旗艦は撃沈しウランフは戦死

 

 

旧OVA版の方は

ドヴォルザークの新世界のBGMに

迫力ある演出されており、

旧OVA版第1期の名シーンの1つに

数えられるところです。

 

それに比べるとDIE NEUE THESEの方は

淡泊過ぎるような感じでしたね。

演出の違いもあるでしょうけど、

やっぱり音楽の差が大きかったと思います。

 

銀河英雄伝説第12話より引用

 

 

 

旧OVA版では有名なクラシックの楽曲を

豊富につかえた一方、

DIE NEUE THESEは

オリジナルの曲で賄わなければいけませんからね。

 

 

同盟軍第13艦隊VSケンプ艦隊

 

ミラクルヤンと

かつての撃墜王だったケンプの対戦です。

 

 

旧OVA版

  • ケンプ艦隊のミサイル攻撃で戦闘開始
  • ヤンは艦載機を発進
  • ポプランの機体のレーザー砲の射軸がズレてた
  • 帰投後、ポプランがメカニックのトダ技術少佐の胸を掴む
  • トダ技術少佐がポプランの腕を非難することを言ったので腹パン
  • ヤンは半月陣の陣形を敷いて、ケンプ艦隊に出血を強いる
  • ヤンに乗せられ陣形が乱れたため、一時後退して陣形を再編する
  • 参謀長のフーセネガーが懸念を示すがケンプに説得される
  • ケンプ艦隊の後退に合わせて第13艦隊は逃亡する

 

DIE NEUE THESE

  • ポプランとコーネフだけでなく、ヒューズとシェイクリが登場
  • 艦載機が出撃した時にはすでに戦闘が始まっている
  • この時点で敵艦隊の司令官は不明
  • ポプランの機体のレーザー砲の射軸が狂っている
  • 帰投後、ポプランはメカニックのトダ技術大尉の胸倉を掴む
  • トダは謝罪し、なぜ整備不良だったかポプランに弁明する
  • ポプランも謝罪し和解する
  • 艦載機の活躍でケンプ艦隊を圧倒
  • ケンプは首席副官のルビッチ大尉の意見を聞き入れ、陣形を再編するため後退する
  • ケンプ艦隊の後退に合わせて第13艦隊は逃亡する

 

この戦いでの違いは

やっぱりポプランとトダの件でしょう。

 

銀河英雄伝説第12話より引用

 

旧OVA版ではトダは

女癖の悪いポプランを嫌っており、

この機に乗じてポプランが戦死すればいいと

思っていたような感じに描かれています。

 

そのため怒ったポプランに腹パンされましたが。

 

 

一方DIE NEUE THESEでは

整備不良はトダの故意ではなく、

食料不足で満足に食べれないことが

原因となっています。

 

そのためポプランとトダは

和解し、

改めてトダが整備し直すことに。

 

食料不足が深刻であり、

それが同盟軍にボディブローのように

効いていることが

視聴者も認識できるよういする改変。

ここは純粋に上手いと思いました。

 

 

同盟軍第8艦隊VSメックリンガー艦隊

 

旧OVA版

  • メックリンガー艦隊の襲撃を受け、艦橋で慌てているアップルトン
  • 第8艦隊はメックリンガー艦隊の追撃を振り切るが全体の3割近い犠牲を出した

 

DIE NEUE THESE

  • メックリンガー艦隊に襲撃受ける第8艦隊の描写のみ

 

ここは旧OVA版も

DIE NEUE THESEもあっさりしています。

 

旧OVA版では

第8艦隊はアムリツァに無事転進し、

他の生き残った艦隊と

帝国軍と砲火を交えることになりますが…。

 

 

同盟軍第9艦隊VSミッターマイヤー艦隊

 

旧OVA版

  • 第9艦隊が気付かないうちにミッターマイヤー艦隊と並走する
  • あまりの速さに第9艦隊の兵士が「まるで疾風だ」と呟く
  • 並走したままだと攻撃できないのでミッターマイヤーは速度を緩める
  • 攻撃できるぐらい距離を取ったので、ミッターマイヤー艦隊は攻撃を開始
  • 第9艦隊の旗艦パルミデュースも砲撃で被弾、その衝撃で同盟軍の旗艦の名物(?)ワイヤーが外れて、それがアル・サレム中将を直撃
  • 血を吐いたアル・サレムは艦隊の指揮権を副司令官であるモートン少将に委譲する

 

 

DIE NEUE THESE

  • 小惑星帯で防御しつつ撤退している第9艦隊
  • ミッターマイヤー艦隊が速いことがスクリーンでわかる仕様
  • ミッターマイヤー艦隊の速さで、敵は「疾風ウォルフ」だとアル・サレムが気付く

 

旧OVA版では

ミッターマイヤー艦隊の速さが

よくわかる演出でしたし、

その速さを称して「疾風」と名付けられるところが

自然でしたね。

 

一方DIE NEUE THESEでは

ミッターマイヤー艦隊の速さが

スクリーンでわかるような演出でしたが

ちょっと分かりづらかったかも。

 

 

 

同盟軍第5艦隊VSロイエンタール艦隊

 

旧OVA版

  • 第5艦隊はまともに戦おうとせず逃げの一手
  • ビュコックは撤退準備をしていた自分の艦隊もこのザマなので、他の艦隊はダメかなと呟く
  • ロイエンタールは第5艦隊の作戦を戦術的には妥当な判断だと評価する
  • ただし戦略的には問題があるような物言いだが

 

DIE NEUE THESE

  • 第5艦隊は逃げようとせず、装甲の厚い戦艦を前面に展開し、後方に下げた巡航艦を左右に展開させロイエンタール艦隊とわたり合おうとする
  • ロエンタールは老練と感想を漏らす

 

旧OVA版ではひたすら逃げていた第5艦隊ですが、

DIE NEUE THESEの方では防御を固めて

援軍を待つ作戦でしょうか?

 

ただ食料不足で士気が落ちており、

他の艦隊が来援に来るかどうかわからない状態で

防御に徹してもジリ貧になるだけのように

思えますが。

 

 

同盟軍第3艦隊VSワーレン艦隊

 

旧OVA版

  • 惑星レーシング宙域で戦闘
  • ルフェーブル中将の旗艦が小惑星と被弾した巡航艦に挟まれて撃沈

 

DIE NEUE THESE

  • 赤く輝く恒星の近くで戦闘
  • ワーレンの顔が悪役顔

 

見せ場も何もない戦闘でした。

一応旧OVA版もルフェーブル中将が

戦死したと思われるシーンだけでしたが、

DIE NEUE THESEではそれすら無し。

 

 

銀河英雄伝説第12話より引用

 

「ワーレンもしっかりお仕事しているよ」と

視聴者に示すためだけのシーンだったのかも。

 

 

同盟軍第12艦隊VSルッツ艦隊

 

旧OVA版

  • ルッツ艦隊と交戦し、第12艦隊の残存戦力は旗艦ペルーン以下数十隻を残すのみ
  • それを聞いたボロディン中将は拳銃で自決
  • 艦隊の指揮権を引き継いだ参謀長のコナリー少将がルッツ艦隊の降伏を申し出る

 

DIE NEUE THESE

  • ルッツ艦隊の遠距離攻撃を受け、第12艦隊は損害を受ける
  • 第12艦隊はすでに8割の損害を出しており、ボロディン中将は自分の頭に拳銃を向ける

 

両者の違いは

残存戦力の差と

ボロディンの自決が

はっきりと描かれたか?

匂わせるだけで終わるか?

だけの違いでしたね。

 

銀河英雄伝説第12話より引用

 

やっぱりハッキリ描くと

結構グロいシーンなるかもしれないので

あえて描かなかったのでしょうか?

 

 

同盟軍第7艦隊VSキルヒアイス艦隊

 

旧OVA版

  • ドヴェルグ星域で戦闘
  • キルヒアイスに第7艦隊が降伏

 

DIE NEUE THESE

  • 既に戦闘が終了しておりキルヒアイス艦隊は別の宙域へ
  • 第7艦隊は全軍の9割が航行不能であり、組織的抵抗が不可能
  • 第7艦隊司令のホ―ウッド中将は悔しがるがまだ闘志は衰えず

 

旧OVA版もDIE NEUE THESEも

戦闘がまったく描かれませんでしたし、

見どころもほぼ無し。

 

ところがこの戦いが

まさかのオリジナル要素に繋がるとは。

 

 

同盟軍第13艦隊VSキルヒアイス艦隊

 

旧OVA版

  • ドヴェルグ聖域に到達した第13艦隊はキルヒアイス艦隊に補足される
  • キルヒアイスから降伏勧告が届く。
  • ヤンは「我々だけならそれもいいのに」と言って、部下たちを唖然とさせる
  • 艦隊副司令官のフィッシャー准将と話し合い、U字陣形でキルヒアイス艦隊と戦うことを決める
  • ロボスからの転進命令を受け、第13艦隊は無理やり転進する

 

DIE NEUE THESE

  • 第7艦隊が駐屯していた宙域で戦闘開始
  • ロボスからの転進命令が届き、第13艦隊は艦隊を単縦陣に再編、装甲の厚い超ド級戦艦を殿に配置して転進を図る
  • キルヒアイスの追撃が激しく追撃を振り切れない
  • 第7艦隊が来援し、キルヒアイス艦隊の側面を攻撃し、第13艦隊が転進する時間を稼ぐ
  • 第13艦隊は転進に成功

 

旧OVA版では

無理やり転進することに成功した

第13艦隊ですが、

DIE NEUE THESEでは

転進がなかなかできず、

第7艦隊の時間稼ぎがなければ

転進できなかったかもしれませんね。

 

それにしても

ここで第7艦隊が活躍するオリジナル要素を

入れてくるとは。

 

最初のキルヒアイス艦隊との戦いで

ホーウッド中将の闘志が衰えていない場面が

ありましたが

あれはフラグだったのですね。

 

 

旧OVA版では第14話でちょっとだけ出番のあった

第7艦隊とホーウッド中将でしたが

こういう活躍の仕方もいいですねえ。

 

銀河英雄伝説第12話より引用

 

この演出を考えた監督さんグッジョブです。

 

 

旧OVA版とDIE NEUE THESEの違いの比較は以上です。

多くの部分が変わっており、見比べてみるのも楽しいと思います。

 

旧OVA版はGYAO!などの有料動画サイトで視聴できるので

この機会に視聴してみるのもいいと思います。

なお今回のDIE NEUE THESE第12話に対応するのは

旧OVA版第12話「アムリツァ星域会戦」となります。

 

ただし、旧OVA版12話はアムリツァの本戦に関しても

描かれているので「ネタバレはOK」という方のみ

ご視聴ください。

 

副官なのに大佐はおかしくない

 

艦隊司令に副官が付くのが当たり前。

しかし艦隊司令が中将なのに

大佐が副官というのは

ちょっとおかしいのではないでしょうか?

 

銀河英雄伝説第12話より引用

 

 

ビッテンフェルトの首席副官オイゲン大佐。

実はこの人、

旧OVA版では副官ではなく、

幕僚(副参謀長)という設定なのです。

 

どうして首席副官となったのか不明。

 

 

一方ケンプの副官であるルビッチ。

 

 

銀河英雄伝説第12話より引用

 

こっちの階級は大尉。

 

どう考えてもこっちの方がしっくりきますよね。

 

階級の字幕を付ける人が間違えたのでしょうねえ。

 

 

なぜキルヒアイスは一言も喋らなかったのか?

 

第12話でも結構出番があった

キルヒアイス。

でもなぜか一言も喋らず。

 

ラインハルトが採用した

民衆に迷惑を掛けた焦土作戦に

納得せず、

消極的な指揮をしていることを

描くために

セリフがなかったとも

考えることができますが、

さすがにそれでも

指揮官が一言も喋らず、

幕僚のビューローが指揮するのは

おかしいとしか言えません。

 

実はキルヒアイス役の梅原裕一郎さんが

5月上旬から病気療養に入っていたのです。

 

たぶんキルヒアイスのセリフがなく、

一言も喋らなかったのは

その影響だと思います。

 

 

梅原さんの一日も早い治癒を

願っております。