『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第10話「幕間狂言」の感想 「同盟の天才軍師フォーク准将登場です!!」

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感想(ネタバレあり)

 

同盟政府が政権維持のために決めた帝国領侵攻。

その決定が帝国、同盟、フェザーンへどのような影響を与えるかが今回のメインテーマとなっております。

 

そして同盟軍にヤンの超えるスーパー軍師、フォーク准将がいよいよ登場です(棒読み)。

 

旧OVA版(石黒版)ではフレ―ゲル男爵と並ぶネタキャラだったフォーク准将。

本作でもネタキャラのままなんでしょうか?

 

 

なお、前回の内容を振り返りたいはこちらからどうぞ。

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第9話「それぞれの星」の感想 「権力者に問い続ける政治家ジェシカの戦いが始まる」
ヤンの思惑とは逆に帝国領への侵攻を政権維持のために決めてしまう同盟最高評議会。その一方ジェシカは政治家になり孤独な戦いをすることを決意します。

 

 

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同盟軍の侵攻をラインハルトに防がせる?

帝国宰相代理を務めるリヒテンラーデ侯の元へ、フェザーン駐在の高等弁務官レムシャイド伯よりある情報がもたらされます。

 

それは「同盟軍が帝国領への侵攻を準備している」というもの。

 

情報元はフェザーンのルビンスキー。

イゼルローン要塞が落ちて軍事的なバランスが同盟側に傾き過ぎたので今度は帝国側に勝たせるために情報を横流ししたようですね。

 

この情報にリヒテンラーデ侯は頭を抱えたことでしょう。

 

イゼルローン要塞を同盟に奪取されて、一番恐れていた事態になったのですから。

さらに帝国内にイゼルローン要塞が落ちたと情報が流れ、平民の間に不穏な動きがあるとか。

まさに内憂外患ってやつですね。

 

ただ同盟軍の侵攻をとん挫させ、同盟軍に勝利すれば平民の間に蔓延している革命の雰囲気も消し去るとリヒテンラーデ侯は考えている模様。

 

どちらにしろ、誰に同盟軍迎撃の命令を与えるかが重要となってきます。

 

銀河英雄伝説第10話より引用

 

 

 

リヒテンラーデ侯の腹心であるゲルラッハ財務省書は、金髪の孺子がいいのではないかとリヒテンラーデ侯へ進言。

 

それに対してリヒテンラーデ侯はもしラインハルトが勝てばさらに図に乗って自分達の地位を危うくするかもしれないと危惧します。

 

まずは同盟軍に勝てなければいけないのに、その後のことを考えるなんて。

 

また、もしラインハルトが負けてしまえば、同盟軍の士気が大いに上がり、それを討伐するのは大変とも。

 

おいおい、それでは勝っても負けてもダメってことになるんじゃね~の?

そんなに心配なら宇宙艦隊司令長官であるミュッケンベルガー元帥に指揮させろよ。

 

一応宇宙艦隊の半分はまだミュッケンベルガーの指揮下にあるのだから。

 

それにラインハルトは宇宙艦隊の司令長官であり、まずはミュッケンベルガーに目以来するのが常道だろ。

 

同盟軍は3000万人という大軍を動員するのだから、宇宙艦隊司令長官直々に迎撃の指揮を取るべきだと思いますけどねえ。

 

いろいろ悩むリヒテンラーデ侯にゲルラッハは助言します。

ラインハルトは無能じゃないのでたとえラインハルトが負けても同盟軍も相応の被害を出しているはず。

それを倒すのは容易であるし、仮にラインハルトが勝てば、良い気にさせて増長させればいい。

そして増長しきったところを…。

 

ゲルラッハよ、お主も悪よのう。

 

たぶん水戸黄門ならリヒテンラーデ侯はこう言ったでしょうね。

悪代官と越後屋の会話って感じなので。

 

 

 

天才軍師フォーク准将がようやく登場

 

同盟軍統合作戦本部では帝国領遠征作戦のために会議が開催されています。

 

遠征軍の総司令官には宇宙艦隊司令長官のロボス元帥、総参謀長にはドワイト・グリーンヒル大将が就任。

 

そして実戦部隊として

 

  • ルフェーブル中将の第3艦隊
  • ビュコック中将の第5艦隊
  • ホーウッド中将の第7艦隊
  • アップルトン中将の第8艦隊
  • アル・サレム中将の第9艦隊
  • ウランフ中将の第10艦隊
  • ボロディン中将の第12艦隊
  • ヤン中将の第13艦隊

 

以上8個艦隊が動員される予定。

 

独立部隊の人員も含めて総兵力数は3000万以上。

政権維持のための出兵なのに完全に本気モードです。

 

この事態に浮かない顔のヤン。

 

イゼルローン要塞を落とせば講和が成立するかもしれないとヤンは思っていたのに。

まさか逆の事態になるなんてほとんど考えていなかったのでしょうね。

それも選挙目当ての出兵なんて。

 

 

会議の主役はフォーク准将

 

 

会議はシトレ元帥の言葉で開始されます。

提督たちに活発な討議をさせて作戦を煮詰めていくというのがシトレの考えなんでしょう。

 

無難な方法ですが、場の空気を乱すような者が1人でもいれば討議ではなく罵倒の場になってしまう恐れがありますけどね。

 

シトレの言葉の後、一人の将官が発言します。

 

その将官の名前はアンドリュー・フォーク准将

来たよ、来ましたよ、同盟軍が誇る天才軍師様が(棒読み)。

 

銀河英雄伝説第10話より引用

 

でも何か顔が普通。

旧OVA版では陰気な顔で性格をよく表していたのに。

 

今回のフォークはどちらかというと美男子じゃん。

全く誰得だよ。

 

さて、会議はこのフォーク准将が他の提督たちの質問に回答する形で進んでいきます

 

まあフォークは作戦参謀の1人なので当然といえば当然ですが、たかが准将の癖に目立ち過ぎ!!

 

たぶんこの会議に出席しているフォーク以外の人達、多かれ少なかれそういう風に思っていることでしょう。

 

ウランフ中将に続き、ヤンが質問しますが、フォークの回答は大雑把。

 

何というか、こっちは大軍なので帝国軍に負ける訳はないという固定観念を前提に話をしています。

 

それに対してビュコックがアスターテでは敵より大軍だった同盟軍が負けたことを例に挙げてフォークに反論。

 

しかしフォークはアスターテ会戦は帝国軍の侵攻を阻止したから戦略的には勝利したと言い放ちます。

 

確かにフォークの言う通りですがアスターテ会戦では出撃した兵力の半分を喪失。

政府はアスターテ会戦の戦死者遺族に対する遺族年金の支払で困っていることを考えれば、到底勝利したとは言えないと思いますけどねえ。

 

さらにおそらく迎撃の任に出てくるであろうラインハルトを高く評価したヤンに対し、フォークは利敵行為であると非難します。

 

フォーク自身が考えた作戦案にケチをつけられて怒ったのでしょうかねえ。

 

それに対してなぜかビュコックが怒り出し、ビュコックとフォークの言い争いに。

 

その言い争いを聞き流しながら考え事をするヤン。

 

銀河英雄伝説第10話より引用

 

シトレ元帥に慰留された時に強引に辞めておけばこんな風にならなかったのに。

後悔先に立たずってやつでしょうね。

 

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出世欲の塊であるフォークのライバルはヤン?

 

会議終了後、会議室にシトレと共に残るヤン。

 

どうやらシトレもイゼルローン要塞を落とせば、戦争は終結すると考えていたようです。

 

だからこそ、現在の事態は不本意ということなんでしょう。

そしてシトレはフォークを危険視しています。

 

フォークは出世欲が強い。

でも会議で見たとおり、才能を示すために実績ではなく弁舌を利用する傾向にある

 

さらに他者を貶めて自分を偉く見せようとするクズだから、あんな奴に3000万将兵の命を預けるのは不本意であると。

 

まあフォークの方から見ると今回の作戦を成功させなければライバルに勝てませんからね。

 

ライバルというのは当然ヤンのこと。

アスターテ会戦で同盟軍の全面崩壊を防ぎ、さらに難攻不落と言われたイゼルローン要塞を味方の損失を全く出さず奪取しちゃった。

 

ヤンは士官学校を卒業し武勲も立ててますし、普通にこのまま出世を果たせば、宇宙艦隊司令長官や統合作戦本部長になるのは確実。

 

確か原作ではフォークはヤンの後輩であるアッテンボローのさらに後輩だったというニュアンスの記述があったと思うので、士官学校の卒業年度はそれほど離れてないはず。

 

卒業年度が近いと当然軍の幹部になる時期がヤンと被りますからね。

 

出世欲の塊であるフォークが焦っても不思議ではありませんわ。

 

シトレはヤンに出世してもらって軍の最高幹部になって欲しいと考えているようです

 

銀河英雄伝説第10話より引用

 

ただヤンが軍のトップになっても同盟は文民統制。

 

今回のように政治が決めたら軍人は何にもできませんからね。

 

シトレはそのことを考えているのでしょうか?

 

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同盟軍に対するラインハルトの作戦は?

 

帝国ではラインハルトが旗下の提督を集めて会議を開催します。

 

内容は同盟軍の侵攻をどうやって迎撃するかについてです。

 

近いうちにラインハルトに同盟軍迎撃に勅命が下りるらしく、そうなれば矢面に立つのはラインハルト旗下の提督たち。

 

ただこれは厄介な任務であるのと同時に出世するまたとない機会でもあります。

 

それを認識した提督たちは不敵な笑みを浮かべます(オーベルシュタイン以外は)。

 

銀河英雄伝説第10話より引用

 

帝国軍の提督たちはフォークに負けず劣らずの出世欲の持主のようです。

まあフォークと違って実績があるからこそ、ローエングラム元帥府の所属になったのですけどね。

 

さてラインハルトは今回、同盟軍を徹底的に殲滅するつもりのようです。

 

そのためイゼルローン回廊の帝国側出口付近で迎撃するのではなく、帝国の奥に侵攻させて潰すと。

 

そして具体的な作戦内容をオーベルシュタインに説明させます。

 

 

ラインハルトの意図を知らず、帝国領への侵攻を開始する同盟軍。

 

果たして勝つのは帝国軍と同盟軍、どちらなんでしょうか?

 

 

 

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『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第10話を視聴し終わって

 

今回はここで終了。

ほぼ原作通りの展開でしたね。

 

政権維持のための出兵であることがみえみえ。

そのため提督たちが士気が低い同盟に対し、出世のチャンスと認識し提督たちの士気が高い帝国。

 

もうこの時点で原作読んでない視聴者さんでも帝国領侵攻作戦の結果はだいたい予想できると思いますわ。

 

 

次回のタイトルは死線(前編)。

 

ラインハルトが採用した作戦で消耗した同盟軍に対し、帝国軍の猛攻が始まります。

 

次回も楽しみです。

 

第11話の感想記事はこちらからどうぞ。

『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』第11話「死線(前編)」の感想 「物資不足で弱体化した同盟軍に帝国軍が迫る!!」

今回のまとめ三行

  • フェザーンが情報を横流し
  • 同盟の天才軍師フォーク准将登場
  • ラインハルトに迎撃命令が下る